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エジプト学の世界的権威ザヒ・ハワース博士のバラ十字古代エジプト博物館への訪問

エリザベス・トンプソン

博物館長とザヒ・ハワース
博物館長リサ・シュワパッチシリフ(左)とエジプト学の権威であるザヒ・ハワース博士(中央)。氏は夕方行なわれた講演でバラ十字古代エジプト博物館の展示品を賞賛した。

 無言のミイラたち、忘れ去られた神々の彫像、6000年前の陶器のそばで、西海岸地区の住民たちが熱心に聞き入り、エジプト古代遺跡最高評議会の事務局長であり、現代のエジプト学の第一人者であるザヒ・ハワース博士は、古代エジプトの歴史の諸神秘を解明する困難な仕事について語りました。

 米国地理学協会(National Geographic Society)の駐在調査員の栄誉に浴する数少ない個人のひとりであるハワス博士は、大ピラミッドと世界的に有名なスフィンクスの所在地であるギザ高原での最近の作業に講演の焦点を合わせました。2003年8月12日バラ十字古代エジプト博物館の火曜夕方の団体客に、ハワース博士は説明しました:「ギザ高原で私が仕事をするようになったとき、何も見つからないだろう、全てのことはなされてしまっていると皆は言っていました」。「しかし実際には、1987年の8月に私がピラミッドに足を踏み入れて以来、数々の重要な発見がなされてきたのです」と氏は続けます。

 「ピラミッドを築いた人々は実際にどこにいたのでしょう?」とハワース博士は、数十年の間学者たちを悩ましていた懸案を博物館の聴衆に問いました。「これが、私たちが知る必要があったことです」。

 その長年の懸案に答えてハワース博士は、氏の考古学チームが最終的にピラミッドの建設者たちの墓をどのようにして見つけたのかを描写しました。これらの墓はその後、ピラミッドの建設作業者たちの生活についての多くの洞察を与えました。ハウース博士はこの講演を、最近出土した過去からのこれらの手がかりを議論する機会にしました。

主催者見学でのザヒ・ハワース
 エジプト学者ハワース博士を連れて、博物館長のリサ・シュワパッチシリフが主催者特別見学会を案内しているところ

 古代のエジプトの支配階級について知られている豊富な知識とは対照的にこれらの墓は、労働者階級の日々の生活についての情報を提供しています。労働者たちの家庭、習慣、食事、そしてこの人達の娯楽や自尊心の源さえも、考古学者たちは現在推測することができます。これらの墓の中で発見された証拠とピラミッドの中に残された落書きから、ピラミッドの建設作業者たちは奴隷ではなく、むしろ実際のところこの壮大な国営事業に参加することを誇りにしていた男女の雇用労働者であったとエジプト学者たちは現在述べることができます。そして労働者たちは、食事や健康上の要求だけでなく、この上なく重要な来世のための準備である埋葬の点でも、とても大切にされていたという証拠が増え続けています。

 ハワース博士はギザ高原周辺の最近の諸発見に重点を置いていましたが、氏はまた国家の所有物である古代の遺物をエジプトに返還することの重要性と、同じくイラクの失われた財宝を取り戻す必要性も強調しました。ハワース博士はずっと、密輸された財宝を本来の国へと戻すことを提案している活動家であり、イラクが失った遺物を取り戻すことに力を貸すようにと収集家と美術館を促しています。

 彼の講義の中でハワース博士はまた、近く発表されるプロジェクトのいくつかを示唆しました。ハワース博士と氏のチームは最近、損なわれていない3つの墓を発見し、9月にそれらを開けることを希望しています。また氏は、エジプトの宝物の継続的な保存計画を持っています。これらの計画は、最近の住宅の増加と商工業の発展からギザ高原のまわりの地域を保護することを重点としています。氏はまた、ラクダ乗りと記念品売り場を大ピラミッドとスフィンクスの前の直近の場所から排除する計画について述べました。

自著にサインするザヒ・ハワース
 講演に続いて、興味をもった読者のために多数の本にサインするエジプト学の権威ハワス博士。

 講演では、バラ十字会古代エジプト博物館のわくわくするような雰囲気と活動に賛辞が述べられました。「新しく修復された私たちのギャラリー(陳列室)で、このような高名な考古学者をもてなすことは大きな栄誉でした」と博物館長リサ・シュワバッチシリフは述べました。博物館は「来世のギャラリー」を開始してからまだ一年足らずなのであり、博物館の各ギャラリーも修繕されることが計画されています。新規に据えられる「ギャラリー・D」は、古代エジプトの宗教の二元性を探究しようとしており、今秋なるべく早くに再開することが計画されています。修復工事は、合衆国で5番目に建設されたバラ十字プラネタリウムで既に始まっています。そして、2004年の夏にバラ十字公園は、3300年をさかのぼる歴史時代である古代エジプト第18王朝を反映するように忠実に設計された「国際平和庭園」を公開します。

 講演に続いてハワース博士は、聴衆からの質問に答え、次に人ごみに混じり、氏の書いた多数の著作のいくつかにサインをしていました。この大イベントには、かなりの数の観客が集まっていたのです。

※上記の文章は、バラ十字会が会員の方々に年に4回ご提供している神秘・科学・芸術に関する雑誌「バラのこころ」の記事のひとつです。

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