英語に詳しい方の多くが承知していることだと思いますが、
日本で使われている「スピリチュアル」というカタカナ語の意味は、
英語の「spiritual」(スピリチュアル:形容詞)、
「spirituality」(スピリチュアリティ:名詞)という語が持つ
典型的な意味とは大きく異なってしまいました。
そして、このことを残念に思っている方は少なくないのではないかと思います。
では、本来の英語での典型的な意味とは、どのようなものなのでしょうか。
多少古くなりますが、映画「ラスト・サムライ」には、
「spiritual」(スピリチュアル)という言葉の意味が
とても良く表れているせりふが登場します。
(以下の記述では物語・作品・登場人物に関する核心部分が
明かされていますのでご注意ください。)
トム・クルーズが扮する主人公のネイサン・オールグレン大尉は、
語学が堪能で、アメリカ先住民の文化をよく知っていました。
ところが、北軍の士官として戦争の渦中に、
先住民の女性や子供の虐殺に加わることになり、
心の傷からウイスキーびたりの生活をつづけていました。
一方、日本は明治維新の数年後であり、
政府は近代的な軍備の増強を進めていました。
南北戦争の英雄であったオールグレンは、
大金で政府軍の訓練のために雇われることになります。
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→ スピリチュアルとは